この機能は自殺を防ぐための活動をしているNPO法人が開発した「SOSフィルター」と呼ばれるもので、自殺やいじめ、虐待などに関するおよそ4800のことばが登録されています。
子どもたちがこれらのことばを検索すると、内容に応じて相談窓口の連絡先のほか、「気持ちを書き出す」とか「保健室に行ってみる」などと気持ちを和らげる方法などが自動で表示されるようになっています。
8月から3つの自治体の小中学校や高校など百数十校が導入し、子どもたちに配備されているおよそ4万5000台のタブレット端末などにインストールされました。
開発したNPO法人が運用状況を確認したところ、夏休み中に自宅に持ち帰って使われていた一部のタブレット端末などでは、8月1日から28日までに「自殺」などのことばが検索され、相談窓口などがおよそ300回、表示されていました。
このほか「裸を撮られた」や「うつ病」「適応障害」なども多く検索されていて、夏休みが終わる今週にかけて急激に増えていたということです。